ひと目でわかるポイント
- 向いているケース
- 歯石のケアが必要なすべての方(満19歳以上は1年に1回、韓国の国民健康保険が適用)
- 治療の流れ
- 歯ぐきの状態の確認 → 歯石除去 → 歯周病治療が必要な部位のご案内
- 期間・限界
- 通常30分ほど。歯ぐきの下の深い部分の歯石には別途歯周病治療が必要です
詳しい説明
スケーリングは、歯ぐきが健康であれば通常6〜12か月に1回、歯周病の治療歴がある方やインプラントがある方は3〜6か月ごとに受けることをおすすめします。韓国の国民健康保険(加入者が対象)では、満19歳以上は毎年1月〜12月のうち1回保険が適用され、自己負担は30%です。スケーリングは歯の表面と歯ぐきのすぐ上下の歯石を取り除く処置で、歯ぐきの下の深い部分の歯石には別途歯周病治療が必要です。セラミック歯科では、スケーリングの際に歯周ポケットの深さも確認し、歯周病治療が必要な部位があるかどうかもあわせてお伝えします。
01°
歯石を取って終わりにはしませんでした
同じスケーリングでも、歯周ポケットの深さを測ると次にすべきことが変わります。2つのケースを実際の写真でご紹介します。
CASE01
下の前歯の裏側に歯石が厚くたまっていたケース
スケーリングと表面の仕上げ・歯周ポケットは浅く、1年ごとのケアへ
スケーリング前・2026年4月 スケーリング前。唾液腺に近い下の前歯の裏側に、黄色い歯石が厚く付いていました。前歯の裏側の細いワイヤーは、矯正後に付けておいたリテーナー(保定装置)です。
スケーリング直後・同日 スケーリング直後。歯石を取り除くと歯と歯のすき間が見えるようになりました。歯ぐきの境目の赤みは歯石を取った直後の出血で、炎症が落ち着くにつれて数日で引いていきます。
- 状態
- 歯ぐきの上の歯石が中心で、歯ぐきの下の治療が必要なほど深い部分はなし
- 選択
- スケーリングと表面の仕上げ、歯みがき・歯間ブラシの指導
- 行わなかったこと
- 歯ぐきの下の治療(深い部分がなかったため)
- 次回の来院
- 6か月後
CASE02
スケーリング中に歯周ポケットを測っていて歯周炎が見つかったケース
スケーリング後に歯周病治療へ・深い部分は部分麻酔をして歯ぐきの下まで
歯周ポケットの測定・2026年7月 歯周ポケットの測定。見た目にも歯ぐきの炎症が強く、測ってみると下の奥歯(#46)の2本の根の間の歯周ポケットが8mmあり、測定中に出血がありました。
X線写真・同日 X線写真での確認。深く測れた奥歯の2本の根の間の骨が溶けて黒く抜けており、歯周炎と判断して歯周病治療を続けて行いました。
- 状態
- 歯みがきのときに出血、下の奥歯の歯周ポケット8mm、揺れあり
- 選択
- スケーリング後の歯ぐきの下の治療と再評価
* 写真は同じ条件で撮影し、患者さまの同意を得て掲載しています。治療の結果と副作用には個人差があります。
満19歳以上保険が適用される年齢
年1回毎年1月〜12月のうち1回
30%自己負担
- 同じ年の2回目以降、または満19歳未満の場合は保険適用外です。
- 今年すでに受けたかどうかは、歯科医院または韓国の国民健康保険公団のウェブサイト・アプリで確認できます。
- 歯周病治療の一環として行う歯石除去は、この年1回の基準とは別に適用される場合があります。
03°
どのくらいの頻度で受けるべき?歯ぐきの状態によって異なります
01歯ぐきが健康な方
歯周ポケットが浅く出血がなければ、通常6〜12か月に1回をおすすめします。歯石がたまりやすい方は6か月寄りに合わせます。
02歯周病の治療を受けた方
歯周炎の治療を終えた方は、通常3〜6か月ごとに歯周ポケットを測り直しながらケアします。
03インプラントがある方
上部構造の装着後は6か月ごと、歯周病の既往がある方・喫煙や糖尿病がある方・インプラントが複数ある方は3か月ごとに点検し、あわせてクリーニングします。
04矯正中の方
装置の周りに歯石や細菌のかたまり(プラーク)がたまりやすいため、矯正中はふだんより頻繁に、通常3か月以内の間隔で確認します。
間隔は決まった数字よりも、歯周ポケットの深さと出血で決めます。スケーリングの際に次の間隔もあわせてお伝えします。
04°
スケーリングはこのように進めます
歯ぐきの確認から次の間隔のご案内まで、5つのステップです。ステップごとに実際の診療写真を添えています。
歯ぐきの確認 歯ぐきの状態の確認。歯石を取る前に、歯周ポケットの深さと出血している部位をまず確認します。
STEP 01
歯石を取る前に、まず歯ぐきを診ます
歯石がどこにどれだけ付いているか、歯周ポケットが深い部分はないか、どこから出血しているかを確認します。しみる歯がある場合は事前にお知らせください。
なぜそうするのですか歯周ポケットが5mmを超える部分は、スケーリングだけでは歯石に届ききりません。事前にわかれば、スケーリングで終えるか、歯周病治療に進むかを決められます。
歯石除去 超音波による歯石除去。細かな振動と水で、歯に付いた歯石を砕いて取り除きます。
STEP 02
超音波器具で歯石を取り除きます
細かく振動する超音波器具と水で、歯の表面と歯ぐきのすぐ下の歯石を砕いて取り除きます。振動音や水のため、しみるように感じることがあります。
なぜそうするのですか歯石は歯ブラシでは落ちない、石のように固まったかたまりなので、器具で取り除く必要があります。歯石の表面はざらざらしていて細菌のかたまりが付きやすく、残しておくと歯ぐきの炎症が続きます。
残った歯石の確認 残った歯石の確認。歯と歯の間や奥のように見えにくい部分を、手用器具でもう一度確認します。
STEP 03
歯と歯の間や奥をもう一度確認します
歯と歯の間、奥歯の後ろ側、下の前歯の裏側など歯石が残りやすい部分を手用器具でもう一度なぞり、残った歯石がないか確認します。
なぜそうするのですか残ったひとかけらの歯石から、また歯石が育ちます。見えにくい部分ほどもう一度確認します。
表面の仕上げ 表面の仕上げ。コーヒー・お茶の着色を減らし、歯の表面をなめらかに整えて細菌のかたまりが付きにくくします。
STEP 04
表面をなめらかに仕上げます
着色が残っている部分や表面がざらざらした部分があれば、必要な部分だけ研磨します。着色は一部減りますが、歯本来の色が変わるわけではありません。
なぜそうするのですか表面がざらざらしていると、細菌のかたまりがまたすぐに付きます。なめらかに仕上げると、次に歯石がたまるスピードを遅らせることができます。
歯間ブラシ
歯みがき ご説明。歯石が多くたまっていた部位をお見せし、その部位に合った歯みがきと歯間ブラシの使い方をお伝えします。
STEP 05
歯ぐきの状態と次の間隔をお伝えします
今回測った歯周ポケットの深さ、歯石が多くたまっていた部位、合った歯みがきの方法をご説明し、歯ぐきの状態に合わせて次のスケーリングや点検の時期を決めます。
なぜそうするのですか歯石は同じ場所にまたたまります。どこが磨きにくいかがわかれば、次のスケーリングまで歯ぐきを健康に保てます。
* 診療写真は患者さまの同意を得て掲載しています。個人差により、一時的な痛みや違和感などの副作用が現れることがあります。
所要時間:通常30分ほど
| スケーリング | 歯周病治療(歯ぐきの下の治療) |
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| 届く深さ | 歯の表面と歯ぐきのすぐ上下 | 歯ぐきの下の深い根の表面 |
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| 向いているケース | 定期的なケア、歯肉炎 | 歯周ポケットが深くなった歯周炎 |
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| 麻酔 | 多くは麻酔なしで可能 | 通常は局所麻酔 |
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| 来院 | 通常1回 | 通常2〜4回に分けて、その後再評価 |
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| 韓国の国民健康保険 | 満19歳以上は年1回 | ほとんどが保険適用 |
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| 費用 | 治療費用のご案内を見る → |
|---|
06°
こんな方は、ほかの治療が先、またはあわせて必要です
スケーリングが合っています
- 1年以上スケーリングを受けていない方
- 歯石が見える方、歯みがきのときに出血する方
- インプラントがあり定期点検が必要な方
ほかの治療もあわせて必要です
- 歯ぐきの下に深い歯石がある方:歯周病治療もあわせて必要です。
- 歯の色が気になる方:スケーリングでは歯本来の色は変わらないため、ホワイトニングをご案内します。
今は受けなくても大丈夫です
- 最近スケーリングを受け、歯石も出血もない方:決めた間隔まで歯みがきと歯間ブラシでケアしていただければ大丈夫です。
- スケーリングをすると歯がすり減る ・歯石を取り除くもので、歯を削ることはありません。
- スケーリング後に歯がしみて、すき間ができた ・歯石に覆われていた歯ぐきと根元が見えるようになったためです。しみる症状は多くの場合、数日から数週間で軽くなります。
- 出血するならスケーリングをしてはいけない ・出血は歯ぐきの炎症のサインなので、むしろ歯石を取り除くことで減っていきます。
必ずお読みください
・一時的にしみたり、歯ぐきから出血したりすることがあります。
・歯石に隠れていた歯と歯の間のすき間が見えることがあります。
・歯ぐきの下の深い歯石は、スケーリングだけではすべて取り除けません。
・着色は一部しか減らず、歯本来の色を変えるホワイトニングとは異なります。
スケーリングをすると歯がすり減ったり弱くなったりしますか?
スケーリングは歯に付いた歯石を取り除く処置で、歯を削ることはありません。歯石を取ると、隠れていた歯の根元やすき間が見えるようになり、すり減ったように感じることがあります。
スケーリングの保険は1年に何回使えますか?
韓国の国民健康保険(加入者が対象)では、満19歳以上であれば毎年1月〜12月のうち1回スケーリングに保険が適用され、自己負担は30%です。同じ年の2回目からは保険適用外です。
この質問について詳しく見る →今年スケーリングの保険を使ったかどうかは、どうすればわかりますか?
スケーリングの保険を使ったかどうかは歯科医院でお調べできるほか、韓国の国民健康保険公団のウェブサイトやアプリでも確認できます。
スケーリングは痛いですか?
スケーリングは通常麻酔なしで行います。歯ぐきに炎症がある部分や根元が露出している部分は、ちくっとしたりしみたりすることがあります。しみる症状が強い場合は、表面麻酔などをご相談します。
スケーリングのときに出血が多かったのですが、大丈夫ですか?
スケーリング中に出血が多いのは、歯ぐきの炎症のサインである可能性があります。歯周ポケットの深さを測り、歯周病治療が必要かどうかを確認します。
妊娠中でもスケーリングは受けられますか?
妊娠中でもスケーリングは受けられ、通常は体調が比較的安定する妊娠中期(4〜6か月)をおすすめします。妊娠中はホルモンの変化で歯ぐきが腫れたり出血したりしやすいため、むしろケアが大切です。
スケーリングをすると歯が白くなりますか?
スケーリングで表面の着色は一部減ることがありますが、歯本来の色は変わりません。歯の色が気になる場合はホワイトニングをご案内します。
スケーリング後に歯がしみるのはいつまでですか?
スケーリング後のしみる症状は、歯石に覆われていた根元が露出することで起こり、多くは数日から数週間で軽くなります。長引く場合は知覚過敏の処置を行います。
根拠と参考文献
- 韓国の国民健康保険公団 歯石除去(スケーリング)給付基準(満19歳以上は年1回、自己負担30%)。基準日 2026年10月、掲載前に最新の告示を再確認
- FDI世界歯科連盟の合意(2019):インプラントの定期点検の間隔は6か月以内を推奨
COST費用は「治療費用のご案内」1か所にまとめていますインプラント・歯ぐきの費用を見る →
FROM JAPAN
韓国にお住まいの方へ
韓国にお住まいの外国人の方からよくいただくご質問です。
韓国の国民健康保険は使えますか?
韓国の国民健康保険に加入している方は、保険が適用される治療をほかの加入者と同じ基準で受けられます。適用されるかどうかは治療内容と保険の基準によるため、治療前にご案内します。加入していない場合は全額自己負担です。
日本語で診てもらえますか?
日本語でのご相談は、代表院長キム・ソンミンが直接担当します。
予約はどうすればいいですか?
短い渡韓の間でも、この治療は受けられますか?
治療に必要な来院回数によります。ご連絡の際に渡韓の日程をお知らせいただければ、ご希望の日程で治療が可能かどうかを、検査のあとにご案内します。
※ 治療結果・通院回数・日程には個人差があります。円の金額は2026年10月時点の目安(100円=840ウォンで換算)で、実際のお支払いは為替によって変わります。
治療の結果と副作用には個人差があります。
今年スケーリングの保険を使ったかどうか、まずお電話でお問い合わせいただいても大丈夫です