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韓国の健康保険でインプラントは受けられる?自己負担は?

このページの保険の基準は2026年11月5日時点のものです。基準が変わり次第、改めて修正します。

アン・イルソプ院長診療 アン・イルソプ院長(歯周病専門医・統合歯科専門医)・監修 アン・イルソプ院長院長紹介を見る →

最終確認 2026年10月29日 · アン・イルソプ院長(歯周病専門医、統合歯科専門医)

ひと目でわかる

向いているケース
韓国の国民健康保険の加入者・被扶養者で満65歳以上、歯が一部残っている方(2027年1月からは歯が1本もない方も含む)
治療の流れ
対象の確認 → 使う部位の選択 → 3D CT診断・埋入 → 決められた材料で被せ物
期間・限界
生涯2本、自己負担30%。骨造成のような付加的な手術には保険が適用されません
詳しい説明

韓国の国民健康保険の加入者・被扶養者で満65歳以上、歯が一部でも残っている方(部分無歯顎)は、インプラントを生涯2本まで健康保険で受けられ、自己負担は30%です(次上位階層・医療給付の対象の方はさらに低くなります)。2027年1月からは歯が1本もない方も対象になります。骨造成のような付加的な手術には保険が適用されず、被せ物の材料も決められています。生涯2本なので、どの部位に使うかが大切です。セラミック歯科では、残せる歯はまず守り、噛むうえで最も大切な部位を一緒に選びます。保険インプラントも同じ歯周病専門医が、同じ3D CT診断と同じ点検の間隔で行います。

01°

保険の2本をどこに使うか、このように決めました

健康保険インプラントは生涯2本です。残っている歯と骨の状態によって、2本を使った部位は人それぞれでした。

CASE01

左右の下の奥歯で噛むと痛く、前歯で噛んでいたケース

保険インプラント2本を左右の下の奥歯に1本ずつ · 両側で噛めるように

治療前のパノラマX線写真で、左右の下の第一大臼歯を青い丸と赤い丸で示したもの治療前 · 2019年1月
治療前のパノラマX線写真。丸で示した左右の下の第一大臼歯は、その後、根にひびが入ったり炎症が起きたりして抜歯し、この2か所に保険インプラントを1本ずつ使いました。
同じ方の被せ物装着後のパノラマX線写真。左右の下の第一大臼歯の部位に、保険インプラントと被せ物が1本ずつ見える治療後 · 2025年3月
被せ物装着後のパノラマX線写真。左(2020年)と右(2021年)の下の奥歯に1本ずつ埋入し、非貴金属陶材焼付冠を装着して、左右均等に噛めるようにしました。
状態
満65歳以上、左右の下の奥歯が痛くてしっかり噛めない
選択
保険インプラント2本を左右に1本ずつ
行わなかったこと
骨造成(2か所とも骨が十分だったため)
期間
インプラントごとに約3か月

CASE02

ぐらつく歯があり、保険をどこに使うか迷っていたケース

ぐらついていた歯は歯周治療で守り、すでに抜けている部位にだけ保険インプラントを使用

歯周治療を受ける前の、上下の歯と既存の被せ物が写っているパノラマX線写真治療前 · 2019年7月
治療前のパノラマX線写真。保険インプラントを使う前に、2021年初めに全体の歯周治療(歯石除去・ルートプレーニング)を先に行いました。
右下のいちばん奥の部位に1本目の保険インプラントを埋入し、被せ物を装着した後のパノラマX線写真1本目の保険 · 2023年5月
1本目の保険インプラント。歯周治療の後、右下のいちばん奥の部位(#47)に2021年11月に埋入し、被せ物を装着しました。古いインプラントを撤去した部位のため、骨造成を併せて行いました。
左上のいちばん奥の部位に2本目の保険インプラントの被せ物を装着した後のパノラマX線写真。2本の保険インプラントを丸で示している2本目の保険 · 2026年9月
2本目の保険インプラントの被せ物装着後。左上のいちばん奥の部位(#27)に2026年4月に埋入し、9月に非貴金属陶材焼付冠を装着しました。残っているご自身の歯はそのまま使っています。
状態
歯が抜けた部位と、歯周病でぐらつく歯が両方ある
選択
歯周治療後に再評価し、歯が抜けた部位に保険インプラント2本(2021年・2026年)
行わなかったこと
ぐらつく歯の抜歯(再評価で守れると判断したため)
期間
インプラントごとに約3か月

* 写真は同じ条件で撮影し、患者さまの同意を得て掲載しています。治療の結果と副作用には個人差があります。

02°

健康保険インプラントは、誰が受けられますか?

以下の4つすべてに当てはまれば、健康保険インプラントの対象です。

  • 年齢 · 満65歳以上
  • 資格 · 韓国の国民健康保険の加入者または被扶養者(医療給付の受給者を含む)
  • 残っている歯 · 上または下のあごに歯が一部でも残っている(部分無歯顎)。歯が1本もないあごは、2027年1月1日から対象になります。
  • 本数 · 生涯2本まで。ほかの歯科医院で保険で受けた本数も合算して数えます。

ほかの歯科医院ですでに保険インプラントを受けたかどうかは当院で照会できます。国民健康保険公団(1577-1000)でも確認できます。

03°

自己負担はいくらですか?

30%健康保険の加入者・被扶養者の自己負担
10~20%韓国の低所得者支援区分「次上位階層」の自己負担軽減の対象
10~20%医療給付1種 10%、2種 20%

次上位階層の希少・難治性疾患の方は10%、次上位階層の慢性疾患の方などは20%です(2026年11月時点)。実際の金額は治療費用のご案内ページに掲載しています。

04°

保険が適用されないものもあります

  • 骨造成のような付加的な手術 · 保険インプラントを受ける場合でも、骨造成・上顎洞挙上術の費用は別途お支払いいただきます。
  • 決められた材料ではない場合 · 保険の被せ物は非貴金属陶材焼付冠(PFM)かジルコニアクラウンに決められており、一体型インプラントやほかの被せ物の材料を選ぶと、すべてが保険外診療になります。
  • 3本目から · 生涯2本を超えるインプラントは、一般のインプラントで進めます。

05°

保険インプラントはこのように進めます

保険だからといって検査や点検を減らすことはありません。診断から点検までの流れと、実際の診療写真です。

残っている歯全体と、左上のいちばん奥の折れた奥歯が写っている診断用パノラマX線写真パノラマX線
3D CTの断面に仮想インプラントを置き、直径4.5mm・長さ10mmを表示した計画画面CT
診断。パノラマX線写真で残っている歯全体を確認し、3D CTで埋入する部位の骨の高さと幅をmm単位で測ります。

STEP 01

残っている歯全体と、埋入する部位の骨を確認します

歯周検査で残っている歯ごとに歯ぐきの深さとぐらつきを測り、パノラマX線写真とバテック(VATECH)の3D CTで骨の状態を確認します。骨造成が必要な部位かどうかも、この段階でお伝えします。

なぜそうするのですか保険インプラントは生涯2本なので、一度使うと元に戻せません。骨造成が必要な部位か、残せる歯があるかを先に把握してこそ、2本を使う部位をきちんと選べます。
パノラマX線写真の上に左下の歯のない奥歯の部位を緑の丸で示し、先に歯周治療を行うと書き込んだ相談用の図部位選び
部位選び。噛むうえで大切な部位と、骨の状態が良く長く使いやすい部位をパノラマX線写真の上に示し、一緒に選びます。この方は先に歯周治療を行い、左下の歯のない3か所のうち2か所に保険を使いました。

STEP 02

2本を使う部位を一緒に選びます

噛むうえで最も大切な部位、骨の状態が良く長く使いやすい部位、今後ほかの歯を失う可能性まで考えて一緒に決めます。残せる歯であれば、保険の本数を節約する方法をまずおすすめします。

なぜそうするのですか今すぐ不便な部位に先に使うと、後でもっと大切な部位を失ったときに保険を使えません。今と今後を合わせて考えて決めることで、2本が最も長く役立ちます。
個人情報を隠した、健康保険の歯科インプラント対象者登録申請書。歯式番号27と非貴金属陶材焼付冠のチェックが見える公団への登録
公団への登録。埋入する部位(歯式番号)と保険の被せ物の材料を記入した対象者登録申請書です(個人情報は隠しています)。治療を始める前に国民健康保険公団に登録し、結果を受け取ってから進めます。

STEP 03

国民健康保険公団に対象者登録をします

埋入する部位が決まったら、当院が公団への対象者登録を代わりに申請し、登録されたことを確認してから治療を始めます。

なぜそうするのですか登録前に治療を始めると、保険が適用されないことがあります。順序を守ってこそ、自己負担30%で進められます。
左上のいちばん奥の部位に保険インプラントを埋入した直後のデンタルX線写真埋入直後 · 2026年4月
上あごを噛む面の側から撮影した口腔内写真。いちばん奥の#27の保険の被せ物を赤い丸で示している保険の被せ物 · 2026年9月
埋入と被せ物。一般のインプラントと同じ方法で埋入し、骨とくっついた後に保険の被せ物(この方は非貴金属陶材焼付冠)を装着します。左上のいちばん奥(#27)の同じインプラントの、埋入直後と被せ物装着後です。

STEP 04

埋入して骨とくっついたら、保険の被せ物を装着します

局所麻酔をして、計画した部位に埋入します。骨とくっつくまでに通常、下あごで2〜3か月、上あごで3〜4か月ほどかかり、その後、非貴金属陶材焼付冠(PFM)かジルコニアクラウンで被せ物を装着します。

なぜそうするのですか保険だからといって待つ期間を短くすることはありません。骨とくっついたことを確認してから被せ物を装着してこそ、長く使えます。
保険インプラントの被せ物装着から4年後の点検時に撮影した、右下の奥歯の部位のデンタルX線写真点検 · 2026年2月
定期点検。インプラント周囲の歯ぐきの深さと出血を確認し、必要に応じてX線写真で骨の高さを比較します。2022年1月に被せ物を装着した保険インプラントの、4年後の点検時のX線写真です。

STEP 05

一般のインプラントと同じ間隔で点検します

被せ物装着後1か月・3か月・6か月、その後は6か月ごとに点検し、歯周病を患ったことのある方・喫煙される方・糖尿病の方・インプラントが複数ある方は3か月ごとに診ます。

なぜそうするのですか保険で埋入した2本を失うと、再び保険で受けることはできません。長く使えるよう守ることが何より大切です。

* 診療写真は患者さまの同意を得て掲載しています。人によって一時的な痛みや違和感などの副作用が現れることがあります。

06°

保険インプラントと一般のインプラント、何が違いますか?

健康保険インプラント一般のインプラント
対象満65歳以上、歯が一部でも残っている方(2027年1月からは歯がない方も)、生涯2本まで保険の対象外の場合、または保険の本数を使い切った場合
診断・手術・点検同じ院長、同じ3D CT診断、同じ点検の間隔同じ院長、同じ3D CT診断、同じ点検の間隔
被せ物の材料非貴金属陶材焼付冠(PFM)またはジルコニアクラウンジルコニアなど、部位に合わせて選択
インプラント製品オステム(OSSTEM)インプラントオステム(OSSTEM)インプラント
骨造成保険適用なし(別途費用)別途費用
自己負担30%(韓国の低所得者支援区分「次上位階層」・医療給付はさらに低い)全額自己負担
費用治療費用のご案内を見る →

07°

始める前にご確認いただきたいこと

このような方に向いています

  • 満65歳以上で、歯が一部でも残っている方
  • 保険インプラントをまだ2本とも使っていない方
  • 部分入れ歯を使っている方(部分入れ歯と併せて適用可能)

ほかの治療が先です

  • 歯ぐきに炎症がある方:歯周治療が先です。
  • 骨の薬(骨粗しょう症の薬)や血液をサラサラにする薬を服用している方:薬の名前をお知らせいただければ、確認して時期を決めます。

今は治療しなくても大丈夫です

  • 残せる歯:保険の本数を節約するためにも、守る方法をまずご説明します。

08°

セルフチェック

最初の3つに当てはまれば、保険インプラントの対象である可能性が高いです。残りの保険の本数は当院で照会いたします。

09°

副作用と限界

必ずお読みください

· 手術後2〜3日は腫れや鈍い痛みが出ることがあります。

· インプラント周囲の歯ぐきや骨に炎症(インプラント周囲炎)が起こることがあるため、定期点検が必要です。

· 被せ物が欠けたり、ネジが緩んだりすることがあります。

· 喫煙とコントロールされていない糖尿病は、骨とくっつくうえで不利です。

· 保険の被せ物は、非貴金属陶材焼付冠とジルコニアクラウンの中から選びます。非貴金属陶材焼付冠は内側に金属があるため、歯ぐきが下がると境目が暗く透けて見えることがあります。前歯のように笑ったときによく見える部位は、被せ物の色と歯ぐきの境目が気になることがあるため、事前にご相談します。

· 保険で受けたインプラントを失っても、同じ保険の本数が再び与えられることはありません。

FAQ

よくある質問

健康保険インプラントの「満65歳」は、いつの時点で判断しますか?
健康保険インプラントは満65歳以上であることが条件で、国民健康保険公団に対象者登録をする時点でこの年齢基準を確認します。お誕生日が近い場合は、ご相談の際に日付を一緒に確認いたします。
この質問について詳しく見る →
保険インプラント2本を、すでにほかの歯科医院で受けている場合はどうなりますか?
健康保険インプラントは、歯科医院が違っても生涯2本として合算して数えます。2本とも使っている場合は一般のインプラントで進め、残りの本数は当院で照会いたします。
インプラントの骨造成にも健康保険は適用されますか?
健康保険インプラントを受ける場合でも、骨造成・上顎洞挙上術のような付加的な手術には保険が適用されません。骨造成が必要かどうかは、まずCTで確認してからご説明します。
歯が1本もないと、保険インプラントは受けられませんか?
現在は、歯が1本もないあごは健康保険インプラントの対象ではありません。2027年1月1日からは、満65歳以上であれば歯が1本もないあごにも保険インプラントを2本まで受けられます。インプラントの上に部分入れ歯を入れることには保険が適用されますが、インプラントで支える入れ歯(オーバーデンチャー)は、インプラント・入れ歯ともに保険外診療です。すでに保険の総入れ歯を作った方は、7年が経過した後から受けられます。それまでは満65歳以上の保険の入れ歯(7年に1回)を作ることができ、全顎インプラントについても併せてご案内します。
保険インプラントは品質が違いますか?
セラミック歯科では、保険インプラントも同じ院長が、同じCT診断と同じ点検の間隔で行います。違うのは、被せ物の材料が非貴金属陶材焼付冠かジルコニアクラウンに決められている点です。インプラント製品は、保険でもオステム(OSSTEM)インプラントを使用します。
部分入れ歯と保険インプラントを一緒に受けられますか?
国民健康保険公団の基準では、満65歳以上の保険の部分入れ歯と保険インプラントは併せて適用できます。どちらをどこに使うかは、残っている歯を見て一緒に決めます。
保険インプラントの点検費用は別にかかりますか?
被せ物を装着してから3か月以内の点検・調整は、診察料のみで受けられます。3か月を過ぎた後の被せ物に関する維持管理には健康保険が適用されず、インプラント周囲の歯ぐきに治療が必要な場合は、該当する健康保険の項目で診療します。

根拠と参考文献

  • 韓国 健康保険審査評価院「歯科インプラント認定基準」(保健福祉部告示第2025-23号、2025年2月1日施行:満65歳以上、生涯2本、自己負担30%、被せ物は非貴金属陶材焼付冠またはジルコニアクラウン)· 2026年9月8日 健康保険政策審議委員会の議決(2027年1月1日から歯が1本もない方を含む)。基準日 2026年11月5日
  • FDI世界歯科連盟の合意(2019):インプラントの定期点検の間隔は6か月以内を推奨
  • Academy of Osseointegration・American Academy of Periodontology の合意(AO/AAP、2025年掲載):インプラント周囲疾患のリスク因子と維持管理。 doi:10.1002/JPER.25-0270
  • 同じ認定基準の維持管理の項目:被せ物装着後3か月以内の維持管理は診察料のみを算定、3か月を超えると被せ物に関する維持管理は保険外診療。 原文を見る
COST費用は「治療費用のご案内」1か所にまとめていますインプラント・歯ぐきの費用を見る →

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韓国にお住まいの外国人の方からよくいただくご質問です。

韓国の国民健康保険は使えますか?
韓国の国民健康保険に加入している方は、保険が適用される治療をほかの加入者と同じ基準で受けられます。適用されるかどうかは治療内容と保険の基準によるため、治療前にご案内します。加入していない場合は全額自己負担です。インプラントの保険適用は、このページで説明している条件を満たす加入者に限られるため、国民健康保険に加入していない渡韓の方は対象になりません。
日本語で診てもらえますか?
日本語でのご相談は、代表院長キム・ソンミンが直接担当します。
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